神無月の想い

13世紀にマルコポーローは、東方見聞録の中で、日本を『黄金の国 ジパング』と呼びました。

秋の実った稲穂 の田んぼを
「見て、あっ!あんなに黄金色だ 」
と、言ったかどうかはわかりませんが黄色でもなく、茶色でもない、黄金色の田んぼが続く里山は、輝いて光っています。

日本の失いたく無い風景です。
先日、山口イセヒカリ会の稲刈り(抜穂祭)に参加してきました。

山奥の隠れ里のような場所にイセヒカリの神田が作られています。
山口神社庁の青年神職会の方々が中心になって抜穂祭を斎行いたしました。

種籾専用の田んぼは、八十八以上の手間暇をかけて作られて私共の手元にとどきます。
神さまの田んぼを預る責任と重圧は、いかほどかと思います。

そんな種籾を預けていただける任をこれからも全うしたいと思います。

「真菰とイセヒカリが日本の蘇りに必要だと」
何年も前から、叫び続けてきた私は当初はドンキーホーテのようでしたが数年前から、真菰とイセヒカリについてお尋ねになられる人が増えてまいりました。

共通するのは
日本の歴史、文化、国柄を大切に思う人達です。

そんな方々はどなたも謙虚で清々しいのです。

『実るほど頭をたれる稲穂かな』

生き様に謙虚に学んでまいります。

真菰とイセヒカリ
今と未来を繋ぎます。